生化学検査について

ALP(GPT) 肝臓に最も多く含まれる酵素です。肝細胞が破壊されると血液中に流れ出すので、急栄肝炎で最も強く上昇し、慢性肝炎や脂肪肝(肥満)などでも上昇します。激しい運動の後に一過性の上昇がみられることがあります。
AST(GOT) 心筋や肝臓に多く含まれ、骨格筋、腎臓、血球にも認められる酵素です。心筋梗塞や急性肝炎、アルコール性肝障害などで上昇します。その他運動後に一過性の上昇が見られることがあります。
r-GTP 肝、胆道、膵、腎などに多く含まれている酵素です。上昇する疾患は閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害などです。病気でなくても長期飲酒者では上昇することが多く1ヶ月位禁酒するとある程度正常化します。
総蛋白(TP) 血清中には80種類以上の蛋白が含まれ、種々の機能を持ち、生命維持に大きな役割を果します。その総量を総蛋白として測定しています。
アルブミン(ALB) 血清蛋白の50%以上を占めるアルブミンは、病気などで栄養が悪くなると減少するため、健康診断のスクリーニングとして大きな意味があります。
アルブミン対グロブリン比A/G 血清蛋白はアルブミン(A)とグロブリン(G)に分けられ、その比率は健康な人では一定の範囲にありますが、病気によってはその比率が変化(主として減少)してきます。
コレステロール
CHOL
血清脂質の一つで、一般に脂肪の多い食事を続けていると上昇します。また肝臓などで作られ、肝、胆道、腎、甲状腺の病気でその値が上下することがあります。血清コレステロールが多くなると動脈硬化を起こしやすくなるとされています。



血球計数検査について

赤血球RBC 赤血球は血液の主な細胞成分で、酵素を肺から各組織へ運ぶ働きを持っています
ヘモグロビン量Hb 血液の赤い色は赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)によるもので、赤血球の働きの中心となってます。
ヘマトクリット値 ヘマトクリット値は一定の血液量に対する赤血球の割合(容積)をパーセントで表したものです。
平均赤血球容積 赤血球1個の平均的容積、すなわち赤血球の大きさの指標となるもので、赤血球数とヘマトクリット値から算出したものです。
平均赤血球数ヘモグロビン量 赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を平均的に表したもので、ヘモグロビン量とヘマトクリット値から算出したものです。
白血球数 白血球は最近などを貧食し、免疫情報を伝達し、さらに免疫能を発現して生体防御にかかわっています。細菌感染症があると一般に白血球数は増加しますが、ウィルス感染症の場合はかえって減少することもあります。
血小板数 血小板は出血を止めるための重要な働きを持ち、この値が極端に減少すると出血を起こしやすくなります。
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